M女の奴隷調教体験

カチ、カチ、カチ……。
深夜2時。
真っ暗な部屋のベッドに座る私は、3年ぶりに取り出したカッターの刃を繰り出してゆく。
ひやり。冷たい刃先を手首に当てると走る、チクッとした痛みが心地いい。
ああ、私はまた、この状態に戻ってきてしまった。
ご主人様に出会う前の状態だ。
死にたい、消えたい、そんな気持ちに押し潰されそうになりながら、何の希望もない毎日を鬱々と過ごしていた日々の記憶が蘇る。
「……」
窓際に置いたままの、ご主人様にもらったワインレッド色のレザーの首輪を見て胸が疼く。
「お前に似合う色だから」
と、ご主人様が選んでくれた首輪。
使い込んだその首輪には、今はうっすらとホコリが積もっている。
「……ご主人様、どうして? なんで、私の前からいなくなったの? どうして、返事すらくれないの……?」

ご主人様がいなくなった現実から逃げるように、再び通い始めた精神科で処方されたたくさんの薬の中から、睡眠薬を取って飲む。
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