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【レズビアン体験談】女子大生と熟女がレズセをするまで
美園家

初めて入った美園家は、壁やドアは高級感のあるまばゆい白色、テーブルや棚などの家具はダークブラウンの木の素材で統一された、瀟洒な家だった。
棚の上や窓際など、広々とした部屋のところどころには色彩豊かな花やハイセンスなインテリアが飾られている。もちろん室内は綺麗に整えられており、ホコリ一つ見えない。
「わあ……すごい……」
葵は自然と感嘆の声を漏らした。
葵が住んでいる中古マンションの実家は狭く、雑然とした生活感があり花やインテリアもない。
おしゃれな雰囲気とはかけ離れた自宅とのあまりの差に、おとぎ話の世界に入り込んだような感覚がますます増し、なんだか現実感が薄れていく。
「これ、よかったらどうぞ。昨日作ったクッキーなんだけど」
大きなふかふかのソファに腰掛けた葵の目の前のローテーブルに、女性が温かい紅茶とクッキーを置いた。
クッキーを一口かじると、ほのかな甘みとどこかフローラルな香りが口の中に広がる。
「このクッキー、すごくおいしいです……!」
「これね、うちのお店で取り扱ってる、無農薬栽培の食用薔薇を練り込んだクッキーなの」
「食べられる薔薇なんてあるんですね。素敵……。それに、お菓子作りまでされるんですか?」
「たまたま食用薔薇の売れ残りがあって、もったいないからクッキーにしてみただけよ」
「私、そういう器用なことが全然できなくて。最後にお菓子を手作りしたのなんて、高校生のとき女子同士で交換したバレンタインのチョコを溶かして固めただけです。このお家も、とってもとっても綺麗でオシャレだし、すごいです」
はしゃぎながら話す葵を、女性はにこやかな表情で見ている。
葵は、今度はテーブルの白い花瓶に生けられた花を指差しながら問う。

「この濃いピンク色の花はなんですか? あ、そういえば、お名前はなんてお呼びすればいいですか?」
「この花はね、ダリアっていうの。”優雅”とか”華麗”という花言葉があるわ。ダリアは秋に咲く花で、これもお店で余った花なの。
余った花をもらってくれる人がいると嬉しいんだけど、そういう相手も中々いなくて。それで、私の名前は香也子。美園香也子よ」
「香也子さん……素敵な名前です」
葵は、香也子にぴったりの花言葉を持つダリアの花を見つめる。
「あなたの名前も聞いてもいい?」
「私は葵っていいます。あ、香也子さん、あの本棚の上に飾ってある花はなんですか?」
花や植物の図鑑、ガーデニング雑誌などが並ぶ本棚の上には、花瓶より小さなサイズの丸いドーム状のガラスのオブジェが置いてある。
ガラスの中には、紫色の薔薇の花を囲うように、小さな葉や白く輝くパールなどが散りばめられている。








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