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【レズビアン体験談】女子大生と熟女がレズセをするまで
もうひとつの真実
袋の中には、外側の花びらが白、中心がピンク色の小ぶりな薔薇も1束入っている。
「カリンはね、ジュースやジャムとか、あとは砂糖漬けにして食べると美味しいのよ」
「すごい。私、カリンを食べるのは初めてかもしれません。ありがとうございます。えっと、このお花は?」
「それはミミエデンという種類の秋薔薇なんだけど、それもうちの店の売れ残りだから、もらってくれると嬉しいわ」
「そんな、こんなに素敵な薔薇をいただけるなんて……私こそ嬉しいです。……やっぱり、綺麗な花を見ると元気が出ますね」
「そうね。多くの花の中でも、薔薇には特別な美しさがあるわね。ところで、葵ちゃん、最近、何かあった?」
視線を下に向けわずかに低いトーンの声で話していた葵のかすかな変化を、香也子は少しも見逃さず声をかける。
「最近は、私……」
葵はそう言いかけてから考え込み、再び言った。
「いえ、でも、私のくだらない話なんて、ここで香也子さんにする話じゃない気がするので、やめておきます」
「どうして? 私、葵ちゃんの話なら何でも聞きたい。言えそうなことだったら、何でも話してくれていいのよ」
ダイニングテーブルの椅子に座りいつもの優しい目で言う香也子を前に、少し迷った後、葵は口を開く。
「えっと……最近、私、就活が全然うまくいかなくて。模擬の入社試験の結果が散々だったんです。そもそも、行きたい会社も、将来何がしたいかもわからないし。周りは皆入りたい企業が決まってて、試験もすごくよくできてるのに、な
んで私ってこんなにダメなんだろうって思えてきちゃって」
うつむきながら話す葵の横で、香也子は真剣なまなざしで聞いている。
「あ……こんな暗い話、ごめんなさい。こんなこと言ってるからダメなんですよね、私」
苦笑いをする葵に対し、香也子は真剣な声で返す。
「ううん、そんなことない。あのね、葵ちゃん。貴女は、ダメなんかじゃないわ。まだ若いんだし、将来のことなんてわからなくて当然よ。それに、私くらいの年齢でも、特別何がしたいとかなくても、楽しく生きてる人はたくさんいるわ」
「えっ……、そうなんですか」
「そうよ。みんながみんな会社員で働いてるわけじゃなくて、私の周りにはフリーランスや独立して1人で事業をやっている人もいるわ。この前の水着をくれた、輸入販売業の知人もその1人よ」
「あの素敵な水着をくれた人が……」
呆けたような顔の葵に、香也子はテーブルの花瓶に生けられた薔薇に触れながら続ける。
「私だって、就活なんてしたことなくて、親がやってた花屋を何となく手伝い続けてきただけよ。仕事があるのは、就活サイトで募集している企業だけじゃないわ。それに、全ての企業の採用試験で難しい筆記テストがあるわけでもないのよ」
「そうだったんだ……」
凝り固まっていた葵の心に、わずかに風穴が開いたような感覚になる。
「それに、もし就活で失敗したって大丈夫。女には、何が起きても必ず立ち直れる強さがあると、私は思ってる。実は私ね、一度離婚したことがあるの」
花と紅茶と、ふたりの約束

「香也子さんが、離婚、ですか?」
「そう。もう7年も前の話だけど。この前家に来た男の人、あの人が元夫なの」
「え、あ、あの人が、香也子さんの元旦那さんだったなんて」
葵は驚き目を丸くする。








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