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小西優花と内田梨瑚
旭川の夜は、まだ冷たい春の風が流れていた。
神居古潭の橋の上、少女は静かに欄干に腰を下ろしていた。
川の流れる音が深い夜の静寂に溶け込んでいく。彼女の背後に立つ二人の影。ひとりは長い髪を風になびかせながら、淡々とした口調で言った。
「落ちろ」
その声に続くように、もうひとりが囁く。
「死ねや」
少女は、ゆっくりと振り返った。しかし、その瞬間、何かに引きずり込まれるように、身体が後ろへ傾く。
――冷たい。
突き刺さるような水の冷たさが、肌を包む。
***
2024年4月、旭川地裁。
傍聴席には人々が詰めかけ、法廷の空気は重く張り詰めていた。裁判官が静かに問いかける。
「起訴内容と異なる点はありますか?」
被告席に座る少女――小西優花は、小さく息を吸い、正面を見据えて答えた。
「間違いないです」
高くか細い声だった。
傍聴席からは低いどよめきが漏れる。市民のひとりが小さく呟いた。
「どうして……こんなことを……」
その疑問は、法廷にいるすべての人々の心に重く響いていた。
***
事件の発端は、たった一枚の写真だった。
ラーメンを食べる写真がSNSに無断で掲載された。たったそれだけのことで、少女の命は奪われた。
「ふざけるな」
「勝手に載せんなや」
怒りに燃える言葉の応酬が続いた。
そして、その怒りは取り返しのつかない形で爆発した。
***
「被害者に対して、今どのような気持ちですか?」
被告人質問で、小西は短く答えた。
「……後悔しています」
彼女の言葉は、果たして本心なのか。
「もし、あのとき止めていれば……」
後悔と罪悪感が交錯する心の奥で、裁判は進んでいく。
検察側は「監禁、殺人を中核的に実行し、共犯と同等の役割を果たした」と主張し、弁護側は「彼女は主犯ではなく、従属的な立場だった」と反論した。
量刑が最大の争点となった。
***
やがて、裁判は終わる。
しかし、少女が落ちたあの川の冷たさは、決して消えることはない。
静かに、重く、記憶の奥底に沈んでいく。
内田梨瑚といえば性欲が強かったことが話題になっている。
同性愛者の男性に「ただの穴だと思えばいけるだろ」と誘ったり、
『早くチンポいれろや!』と強要することもあったとか。
なぜ関西弁なのかは不明。
隣に座っていた男性の前で、手コキをするような動きを見せて『どうだ、早いだろ!』と誘ったりしたこともあるそうだ。
そんな彼女は小学生の頃はいじめっ子。
いじめていた相手の顔面に濡れた雑巾を投げつけたり、罵声を浴びせたりと先生も泣き崩れるほどだったらしい。
学級崩壊の状態だったようだ。
平気でいじめをするような心の痛みを知らない人間は結局成長しても人を苦しめることしかできない人間になってしまうということなのだろうか。
こうなる前に何かできたのではないか。
2人だけの問題ではないようにも思える。
やっぱりこういう非道に走る前に誰かが公正するように調教しておくべきだったのだ。