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【レズビアン体験談】女子大生と熟女がレズセをするまで
新しい日常

「あら。葵、あんた、この前のダリアの花に続いて、カリンなんて珍しいもの、どこでもらってきたの? 綺麗な秋薔薇まであるじゃない」
自宅マンションの相変わらず雑然とした部屋の食卓に置かれた小綺麗な袋の中身を見て、母親の早紀子が言った。
「それは、……スポーツジムの近くの、農家でもらったんだよ」
「へえ、そんな農家があるのね。花瓶なら戸棚に置いてあるわよ」
香也子の存在は、母親にも仲の良い友人にも誰にも話すことはない。彼女のことは、自分だけの秘密の拠り所にしたい。
そう思いながら、葵はあることを思いついた。
「ねえお母さん、カリンジャムの作り方、知ってる?」
「どうかしら、イチゴジャムの作り方なら知ってるけど。カリンジャムの作り方も同じじゃないの?」
「じゃあ、教えてくれない?」
「いいけど。でも、葵が何かを作りたいだなんて珍しいわね。お菓子作りはもちろん料理も面倒くさがって全然やらないあんたが、一体どうしたのよ」
「どうしても作りたくなって。たまにはいいでしょ。さ、始めよう」
これまで、調理は苦手だと思っていた葵だったが、今日は香也子にもらったカリンを丁寧に切り、夢中になって煮詰めていく。
どの工程も、実際にやってみると意外と楽しい。
完成に近づいていくことにわくわくする。
自分の手で初めて作ったカリンジャムを、香也子の家に届けたい。
そんな想いから、心を込めて味付けをする。
それから、葵はジムのプールで香也子と泳いだ後、美園家へ花を見に行くようになった。
無邪気に花を愛でながら、たまに手作りのお菓子を手みやげに持ってくる葵を、香也子はいつも美しい笑顔で出迎える。
美園家で共にお菓子作りもするようになった。
香也子に作り方を教えてもらううちに調理の楽しさを知った葵は、苦手だと思い込んでいた料理までするようになった。
就活では、筆記試験は相変わらず苦手で、行きたい会社もまだ定まらない。
だが、苦手だった料理もやってみれば楽しく取り組めた経験が自信につながったこともあり、大学のキャリアセンターで行われる面接練習ではスムーズに話せるようになった。
その結果、模擬面接の講師に褒められることも増えた。
将来働きたい業界もまだわからない。
しかし、気乗りしなかった企業説明会では、色々な企業を見られる機会は今しかないと思うと、いつのまにか興味深く楽しむようになっていた。
葵のそんな話を、香也子はいつも紅茶を淹れながら快く聞く。
たまにもらえる香也子独自の経験にもとづくアドバイスは、親や大学の友人から聞く意見とは違った視点を葵に与え、新たな気づきとなっている。
葵が美園家を訪れるたび、香也子は愛情込めて育てた花を、おすそ分けよ、と言って渡す。
そして、その後は様々なバラエティに富んだ方法で葵を愛でながら、身体を重ねる。
葵は、学校の友達とも母親とも違うまったく別の世界で生きる香也子の存在が、かけがえのない大切なものになっていることを実感する。
――香也子さんも、同じように思ってくれていればいいな。
そう想いを馳せながら、葵はもらった薔薇の花をうっとりと眺めた。
寒い冬を超え、暖かい時期を迎えた頃に見頃となる春薔薇が、今日も食卓の上で大輪の花を咲かせていた。
<了>
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今回の記事を執筆したのは紫月ルイカさんです
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