【令嬢の秘密】結婚前夜、中年S紳士に調教されるワケとは?
真っ暗な視界の中、譜面台の横に立たされた私の太ももを、ツツツ、と至極細長い先端がなぞります。
先生がいつも使っている指揮棒・タクトが肌を滑る、そのくすぐったいような焦れる感覚に、ひくり、と背が震えます。
スルスルと、タクトがウエスト部分を通り抜け、うっすらと小花柄が浮かぶBカップの白いブラジャーの上の盛り上がりを通過します。
そして、胸の谷間の柔らかな部分を、ゆっくりなぞりました。
「……っう、」
──ピシッ!
「あうっっ」
「動くな。そう言ったはずだ、薫子」
「はい、申し訳ありません、先生……」
タクトが背を弾く痛みにも思わずよろけてしまった私を、先生は淡々と、厳しさを含んだ声で叱ります。
弦楽器用の大きなクロスを目元に巻かれて視界を遮られている私は、普段よりも肌の感覚が鋭くなっています。
五感の1つである視界を奪われると、触覚がこんなにも鋭くなることを、先生の手によって初めて知りました。
先生の近づく気配を敏感に感じ取ってしまい、ぴくり、と、身体が反応しました。
私のタクトが、胸を覆う布地の上を行き来します。
中心部の敏感な箇所の上を、細いタクトが何度もなぞり、ジンジンと乳房全体が熱くなります。
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